三重県津市の歯医者さん 前田歯科医院 子どもの歯並び矯正、床矯正のご案内

子どもの矯正・床矯正

子どもの矯正・床矯正のキャッチ

床矯正はワイヤーを使った固定式の矯正装置ではなく、取り外し式の矯正器具を使う矯正治療です。顎の成長を利用しておこなうと歯並びや噛み合わせを整えやすいため、小さな子どものうちから始める矯正治療として有効な治療方法です。
大人の方の場合は顎の成長が利用できないため、症状の軽い部分的な矯正(MTM)に有効な治療方法です。

前田歯科医院の子ども矯正・床矯正

ポイント1 できるだけ歯を抜かずに歯並びをきれいにします

ポイント2 痛みや違和感の小さい矯正治療を心がけます

ポイント3 自信をもって話せる・笑える歯並びを目指します

ポイント3 健康に良い影響を与える歯並び・噛み合わせを目指します

ポイント3 お子様のやる気を引き出す矯正治療をおこないます

ポイント3 お子様にあった無理のない矯正治療を提案します

ポイント3 長期に渡る治療も、わかりやすい説明で安心できます

床矯正ってどんな矯正治療?

床矯正は歯を抜かない子どもにやさしい矯正治療!
床矯正はあごを拡げて歯を並べる保存の立場に基づいた歯を抜かない矯正治療です。
床装置という入れ歯のようなものを固定源にして、歯を動かしたり、あごを拡大して、歯並びをきれいにし、咬み合わせを整える矯正治療です。
大人の方向けの一般矯正の場合
矯正なんかしたくないよーーー
一般的な矯正治療では固定式の装置を使います。
ずっーと、口の中に矯正装置を入れておくなんて。。。
そんなこと嫌ではないですか?

精神的負担も大きいし、
矯正装置のために食べたいものも食べられず、
装置が邪魔になるので歯を磨くことも難しくなります。
歯並びはきれいになりますが、虫歯になってしまうかもしれません。

大人でも大変な思いをする一般矯正ですから、
子どもにとっては、ものすごく嫌なことでまた辛いことではないでしょうか?
子どもにやさしい床矯正の場合
床矯正では取り外し式の矯正装置を使うため、食事や歯磨き、音楽の授業の時など、必要な時にいつでも外すことができます。

一般矯正のように歯を抜く(積極的抜歯)こともありません。
誰にでもやさしい歯を大切にする矯正治療それが床矯正です!
床矯正の取り外し式矯正装置
スクリューを巻いて調整中
床矯正装置は一種の入れ歯のようなものです。
装置本体はプラスチックのプレートで成り立ち、そのプレートにスクリューやスプリングなど調整機構の付いた構造になっています。
左図の場合、スクリューを回してプレートを変化させ、その負荷でゆっくりと、あごを拡げ、歯を動かし、歯並びをきれいにしていきます。
あごの成長も床矯正では大切な要素
あごを拡げると言うと、顔が大きくなってしまうのでは。。。
と心配される方がいますが、正確には歯を支えている歯槽骨を、歯が正しく生える位置に変化させるということです。

子どもの場合の床矯正では、あごの成長が止まるまでに歯並びや咬み合わせの問題を解消することが大切です。
あごの成長は一般的には、女子が14歳、男子はそれより長く17歳までと言われています。床矯正にとってあごの成長は矯正治療をおこなうための重要な要素です。
そのため、できるだけ小さいうちから床矯正を始めることをお勧めします。
(床矯正は4才くらいから治療を始めることができます。)
歯を抜かないで矯正治療ってできないの?
きれいは歯になるんだもん!
歯科学には歯科矯正学だけでなく口腔外科学・補綴学・保存修復学などそれぞれの専門分野があります。その中でも、歯をできるだけ抜かずに治療して歯を生かすことを追求する分野が保存修復学です。

患者さんの中には矯正治療はしたいけど、
歯を抜くのは嫌だなぁ。。。
と思われている方が大勢おられます。
床矯正はできるだけ歯を抜かない(非抜歯)治療が大前提

床矯正は保存修復学的な考えを優先した結果生まれた新しい矯正治療です。 床矯正なら歯を抜くことなく、歯並びや咬み合わせを改善することができるかもしれません!

床矯正の治療システム

治療はいつ頃から始めたらいいの??
歯並び◎ 笑顔も↑さぁ床矯正スタートしよう!
子どもの成長を利用すると
最も効果的な矯正治療ができます!

床矯正は大人の方でもできますが、基本的には成長過程にある子ども向けの矯正治療です。
あごを広げて歯並びを整える床矯正は、あごの成長を利用した方が容易に矯正できるためです。

例えば、前歯の叢生(そうせい)の場合は7歳から9歳くらいからの床矯正をお勧めします。
反対咬合など顎の前後的なズレをきれいに整える場合は出来るだけ早く(4歳くらいから可能)床矯正を始めることをお勧めします。

日本では矯正治療専門医院に行くと「治療を始めるにはまだ早いので、様子を見ましょう」と言われることがよくあります。
従来からの矯正歯科では、米国式の治療方法が主流ですから第一小臼歯が生える(10才半~11才ごろ)まで待つのです。つまり抜く歯(スペースを空けるための歯)が生えてくるのを待つのです。
(もちろん、すべてのケースで歯を抜かなければいけないわけではありません)
歯を抜いて、そのスペースを利用して歯を並べる従来の矯正にはあごの成長はあまり関係ないのです。あごが育ってないから歯がきれいに並ばないのに、その小さなあごに歯を並べる矯正にはあまり納得できません。
柔らかい食べ物はアゴノ成長には。。。
それは、人間の器官に無駄なものはないと思うからです。
歯を抜いたことで、全身のバランスが崩れてしまうのも怖いですし、子供の場合は咬む刺激が減少することで、顔貌の改善が難しい場合もあると思うのです。
指しゃぶりもきれいな歯並びの大敵
子どもの歯並びや咬み合わせがおかしいと感じたら、様子を見ているのでなく早めに床矯正を始めましょう。

床矯正は遅くても犬歯(糸切り歯)が
生えてしまう前に始めることが大切!!
犬歯が生えてしまってからの矯正は時間も費用もかなりかかってしまいます。
子どもは歯並びや咬み合わせなどは気にしません。

お母さん方が子どもをよく見て、上手に床矯正を利用しましょう。
それでは床矯正の基本的な治療経過を見てみましょう
この子は下顎が小さいので前歯が曲がって生えてしまったのです。
まず歯が並ぶ大きさに下顎を側方に拡大して、歯を並べるスペースを確保しました。
そして、前歯の後からスプリングで歯の軸を修正しました。
治療期間は8ヶ月弱、歯を抜くことなく矯正治療を終えることが出来ました。

治療経過
床矯正装置はいつ装着するのですか?
早く楽に治療を終えたいのであれば、床矯正装置を出来るだけ長時間装着しましょう。
多少治療期間がかかっても1日12時間以上装着していれば矯正治療は行えます。
例えば朝7時に起きる子の場合は前の日の午後6時頃から装着すればよいのです。

これなら子どもの負担も軽いし、なんとか出来そうですね◎
床矯正装置時間帯
悪癖がとんでもないことに!
子どもに悪癖ありませんか?
指しゃぶりやほおずえをしていませんか?

前突 極端な指しゃぶりのクセがあって前歯が出っ歯になってしまった
唇は硬いですか?唇の力だけで、歯が出っ歯になりました
唇をいつも舐めていたら出っ歯になってしまった
開口 舌ばかり咬んでたら前歯が閉じなくなってしまった
交叉咬合 臼歯のかみ合わせが反対に。。。
下顎の変形 慢性的なほおずえや立て肘の悪癖による下顎の圧迫
子どもに悪癖ありませんか?指しゃぶりやほおずえをしていませんか?
悪癖から歯並びや咬み合わせが悪くなってしまうことは意外と多く、顔までゆがんでしまっては子どもが可哀想です。
子どもの悪癖はご家族の方が気遣かってあげるべきです!

歯並びきれいになったよ

あれっ? もしかしてこの子の歯並びおかしいかも?
おかしいと思った時が床矯正を始める時期です!

矯正といっても、床矯正を難しく考えることはありません。
子どものうちから始めれば歯は簡単に動きます。
早い時期に始めれば比較的楽におこなえる床矯正は、あごが成長するにつれて治療が難しくなっていきます。

これから床矯正のさまざまな症例を見ていきましょう。
前歯の叢生
あごが小さく歯の入るスペースがありません。
あごを適切な大きさまで拡大して、歯並びを整えていきます。

前歯の叢生

上あごを拡げながら、右側の2番目の歯(側切歯)を後方からスプリングで押しました。
正常なお口の機能があれば側切歯は自分で前に移動してくれます。

咬む機能が働いてしっかり咬んでいると、左下(5・6)の2枚の経過写真のように、前歯の咬み合わせが深くなり、自然にときれいに並びます。これを生物学的機能療法といいます。
咬む機能がなければ、元の歯並びに戻ってしまいます。これを後戻りといいます。
前歯の反対咬合
乳歯列期の子どもの5~10%が発症するといわれている前歯の反対咬合です。
上あごと下あごの咬み合わせが反対のままだと、上あごの発達が阻害されてしまいます。
大人になってからだと歯を抜いて矯正しなければならず、時間も費用もかかってしまいます。
小さいうちからの床矯正であごを成長させながら治療すべきでしょう。

前歯の反対咬合

この子は4才から治療を開始したことで、上あごの発育もうまく誘導出来ました。
左下(6)では充分な余裕を持って永久歯が生えてきていることが覗えます。
このように、床矯正を早めに始めると歯並びをきれいにしながら、より良いお口の機能にして行くことが容易になるのです。

反対咬合は上あごの発育不全です。
上あごの発育不全は顔貌(輪郭)に大きな影響を与えてしまいます。
前歯の前突(出っ歯)
唇の噛癖で出っ歯に
皆さんは前歯が飛び出しているように見えると出っ歯と一言ですませてしまいますが、出っ歯には上下のあごで「下顎が後退した前突」と「上顎の前歯だけの前突」があります。
前歯の前突(出っ歯)

歯が閉じるようになってきたら、前歯でチューブを咬む訓練をします。
訓練による刺激がお口の機能を高め、前歯の咬み合わせが正常になってきます。
さらに、咬む刺激が上顎骨を育て顔貌(輪郭)も改善して行きます。
治療後のスッキリした顔貌がこの子本来の顔貌なのです。

この子の場合は悪習慣から生じた出っ歯でした。
このように、唇を咬むクセがあるだけでも成長期の歯は簡単に動いてしまうのです。
口もとの変化の治療前の写真(一番左下)のように、下唇が赤く腫れてしまうほどの悪習慣の場合は本人の自覚も大切です。
治療は上あごを側方に拡大しておこないました。

床矯正の治療費はどのくらい?

矯正治療は治療費が高いんじゃないの?
と心配されるのはごく普通のことだと思います。

でもご安心下さい!
床矯正は治療費も嬉しい低価格!!
着けっぱなしの装置を用いる一般的な矯正治療に比べて、床矯正はかなり破格な低料金で矯正治療がおこなえます。

お子様の未来のためもっと良い笑顔のために
敷居の高い矯正治療も床矯正なら歯並びをきれいにしたいという希望を実現できるのではないでしょうか?
とは言っても、保険適用の虫歯の治療などと比べるとやはり費用は高額です。

治療費の面で心配される患者様が多数おられるため、当歯科医院では床矯正カウンセリングをおこない、治療内容だけでなく治療費についてもできるだけ詳しくご説明しております。
床矯正の費用−初診時およびメインテナンス時の参考費用
実際にかかる費用は、お口の状態や製作する矯正装置などによって異なってきますので、参考としてご覧ください。

床矯正の費用